あの頃の僕 23

一ヶ月程たった頃だったか、モッシーと詩織ちゃんが別れたみたいな話を聞いた

その話を聞いた時にまだ『詩織ちゃんに会いたい』という感情があった自分がいて、好きになってるな-と思った。

その頃、家具やの配送センターでバイトをしていた私は先輩方からだいぶ可愛がられていたのだけど、実に調子に乗ったふざけた悩みを休憩中に先輩方にぶつけていた。

私「すいません先輩方、ちょっと今悩みがあるんですけど、どの女の子と真面目に付き合おうか迷っているんです」と

「贅沢言ってんじゃね-よ!」とみんなから一斉にゴミだとかタバコのフィルターだとかジュースの空き缶だとかを投げられたのだが、一番奥に座っていた重鎮アルバイトの片鳥さんが静かに口を開いた。

「やっち-…(←やっち-と呼ばれていた)

本当に好きな人と付き合ったらいいぞ」と。

その言葉が胸にズシンと響いた

そして本当に好きな人を考えた

当時、同い年の人と年上の人と女子高生がいて、同い年の人は好きじゃなかったからすぐに電話した。「もう会わない。」女子高生はテストが近かったから後にしようと思ったけど、もう会わないと決めた。

後は年上の人だった。
確か22~23くらいだったと思う。

夜の海辺で知り合った人で、超優しかった。

超優しかったから一緒にいるのがすごく楽だった。

しかし本当に好きかと考えたら、中学や高校生の時みたいに人を好きになるとは違っていた

最初はそれが大人の恋愛なのかな-とか思っていた

だけど、きっとまだ正直わからないけど、『詩織ちゃんが好き』みたいな感情を信じることに決めた

自分の気持ちに決着がついたのでモッシーに会いにいった。

モッシーは車の事故かなんかで病院に入院していた

私「モッシー、俺詩織ちゃんが好きなんだ。付き合ってもいい?」

モッシーはちょっとキョドりながらも、

「あ!?あぁ!いいよいいよ!俺はちょっとあれだったけど、あの子はいいお嫁さんになるよ!あぁ-!そ-なんだ-!ハハハ早く言えば良かったのに-」

と言ってくれた

モッシーの真意はわからないけど、友達っていいなと思った。

早速詩織ちゃんに電話をかける

お久しぶり-元気だった-?みたいな話から今度一緒に遊ぼうな話をすると

詩織「いいけど、私今付き合ってる人いるけどいいの?」←アニメ声

えぇ―――Σ( ̄Д ̄;)!!―――ッ!!!!

ちょっと待て。モッシーと別れて一週間ちょっとでしょ!?

イヤイヤイヤイヤイヤ

早すぎじゃん

なんだなんだなんだ?

とよくよく話を聞いてみると、モッシーと別れてすぐにルイが違う人を紹介したらしい。

詩織は男性経験が乏しい上に天然系なので、お付き合いするとかに疎く、とりあえず周りもみんな彼氏とかいるし、告白されたからいっか。これから好きになるんだろうきっと。で付き合ってしまう娘だった。

ノー!!

でも、自分のこの感情が本当に『好き』なのか確認したかった私は詩織にお弁当箱を返すという名目でほぼ強引に会う約束を取りつけた。

一回しか会ってないはずなのに、『詩織ちゃんはきっと俺が好きだろう』という訳のわからない自信があった。

そして、2週間後くらいだったかな?

生まれて初めて女の子にお弁当を作ってあげた。

そして、それだけで帰るのは寂しいので「見たい映画があるので一緒に見よう」と言って借りてきた

メルギブソン主演

『ブレイブハート』

3時間半の大作

準備は整った…

私は決戦に赴く気持ちで愛車のハンドルを握った。

続く

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