あの頃の僕 28

生理の度に激痛に悶える詩織を見て婦人科に連れて行った。

結果は『子宮内膜症』

そして詩織はスプレキュアという生理を止める強いホルモン剤を使うこととなる。

副作用として更年期障害のような症状が出るようになるという。

子供が好きで保育の専門学校へ通っていた詩織。

不妊の可能性もあるその薬を使う詩織は段々と不安定になっていった。

手術もあるが一時的とのこと。

治すもう一つの方法が『妊娠』だった。

月経時の炎症が剥がれる度に激痛に苦しむ詩織を見ていた。

強いホルモン剤を使い不安定になる詩織を見ていた。

私の心は決まった。

『結婚しよう』

それからすぐに就職し、同棲を始めた。

詩織は同棲と同時に専門学校を辞めた。

毎日仕事中に「寂しい」という電話が何度も来た。

それは薬の副作用かと思っていたけど、今思えばもう症状が出ていたのかもしれない。

早く結婚したい一心で仕事に打ち込んだ。

そして、就職して一年が過ぎ、生活の目処がついたので詩織と結婚した。

翌年には優菜が産まれ、その2年後には健斗が産まれた。

詩織とは慣れない育児ではあったが、それなりに幸せな日々を過ごしていたと思っていたが今はわからない。

そしてー

『妻は精神病』に続く。

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コメント

  1. なみ より:

    若いな。浅はか。

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