妻は精神病 今の僕の気持ち 19

そして、私はこの時変わったんだと思う。

自分一人じゃ生きていけない事に気付き、

自分ばかりが辛いと思う事こそが辛い時間になる事を知り、

自分の責任に於いて、自分の為に家族を幸せにしようと覚悟した。

―続く
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それまで家族についてそんなに深く考える機会がなかった私はここで一つ人生の転機を迎えました。

それは
人間とは
生きることとは
幸せとは
愛情とは
を深く考えることが出来たということです。

また当時の私はその必要性に迫られていました。

毎日浴びせられる私への否定により、自己否定感が私を押し潰してしまいそうでした。

私が私でなくなりそうでした。

それは10年以上経った今も、ふいに心を支配します。

『自分なんか価値の無い人間が生きていいのか?』

という自己否定感と

『子供達にこれ以上悲しみを与えることは出来ない』

という気持ちの板挟みの状態です。

今でも自分の命を軽く見てしまい、『いつ死んでもいいや』という虚無感が心の奥底に潜んでいます。

だけどそれは、
そんな自分も自分の一部なんだから、
そんな自分も愛していこうと今は思っています。

様々な経験が人生を彩るのならば、せめて自分だけは自分で良かったと思ってあげたい。

自己否定は心を負に落とし込める最悪のエゴイズムだと思います。

ただ、そんなエゴを悪いものだ!と断罪せず、それすらも包括して愛すること。

そうすることが自分を愛することだと今は思います。

あの頃の自分は、改めて自分の人生のスタート地点に立ち、心を奮い起たせて家族を守ろうと必死でした。

人間とは不完全な生き物であり、だからこそ助け合って生きているのだと思います。

私は私の未熟さを反省しますが、それで私自身を否定しません。

本当の心根では、自己否定感に際悩まされていますが、顕在意識の上では、潜在意識の自分を認め続けています。

私の潜在意識の中にトラウマとして詩織さんとの関わりが刷り込まれています。

だからその表層意識である自分自身は、それを知り、心因反応が出て、
身体が動かなくなっても、
何時間も悲しくて泣き続けても、

『そんなに辛かったんだね』と
『そんな時もあるよね』と

自分で自分を支え続けてきました。

それは、私の身の周りのたくさんの人が支え続けてくれたから気付くことが出来ました。

たくさんの人が私を助けてくれました。

親友は、私が一人になってから、毎日毎日会いに来てくれました。

『おまえは自殺するなよ』
と本当に心配してくれました。

たくさんの人が
ただそばに居てくれたり、慰めてくれたり、

今思えば本当に有難かったです。

私なんかの為に
たくさんの人が
たくさんの時間を使い
支えてくれました。

とても感謝しています。
本当に有難うございます。

そういうお世話になった方々の為にも、
自分で自分の心を傷付けることを止めることが出来、前に向かうことが出来ました。

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コメント

  1. けいた より:

    同じ境涯を持つものでこれまでの貴方のご苦労様大変理解出来ます。
    過去と他人は変えることが出来ない、未来と自分自身は変えることが出来る。
    未来に向いて行くことが、天国に行かれた方、貴方の身の回りに人に対しての一番の恩返しと私は思います。
    過去の反省ばかりでなし、未来への展望も切り開きいて下さい。
    宜しくお願い致します。

  2. よりこ より:

    今まで聡明にご自分を表現することや社会活動が出来てきたことが、こうして周りの方々の心を動かして陽の当たるところにだんだん戻ってこられたのだな…と経緯を読んでいて思いました。私は、今はその意欲も潰れてしまって友達も殆ど無くし家族も頼れないのですが、どこかの誰かに何かしてもらえた時に目一杯喜んで大切に胸にしまうようにして生きています。少しのことからだと思っています。

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