妻は精神病 今の僕の気持ち 34

俺にだって不安や迷いがある。

詩織からの突然の電話。

「…今日家に帰りたくないんだけど、いい…?」

どうしたの?

「…今日病院で弘江ちゃんがパニックになって、私もそれでパニックになってしまって…あのさ…良かったら今日夜ご飯食べに行こう…?」

…あぁ、子供たち大丈夫か?

「…お母さんに見てもらうから…だめかな…?それまで友達のうちにいさせてもらうから…」

あぁ、とりあえず今はまだ不安だろうから、また落ち着いたらメールでもちょうだい。

「…うん、わかった…ごめんね…」

『母親はオマエだろう!?』の言葉をぐっと飲み込む。

直訳すると病院に行って友達がパニックになったのを見たら私もパニックになったから怖くて帰れない。

理解不能ですよ。

叫びたい。

 オ マ エ は 母 親 だ ろ う !!!!

と。

理由が訳わかりません。

詩織からメールが来る。

《〇〇〇〇さんの家に行きます。ローソンが目の前にあります。わがまま言ってごめんなさい》

いや、ごめんなさいとかじゃなくて帰れよ。

 子 供 た ち に 寂 し い 想 い さ せ る な よ !!!!

あぁ、イラつく。

しばらくすると

《だいぶ落ち着きました。》

とメールが来た。

『本当は外食したくない』

とメールを送る。

すると《帰る》と連絡が来た。

実際は正直かなりイライラする。

顔にも出る。

出さない様にしているが、耐えられない時もある。

そして不安になる。

これからの詩織の事。

これからの子供達の事。

これからの仕事の事。

これからの生活の事。

俺がやらなければならない事。

当たり前だけど、逃げられない。

怖い。

だけど、俺がやると決めたからやる。

男だから。

逃げないぞ!!

…って、必死に《恐怖》を心の底に閉じ込める。

けどさ。

みんなそんなもんかな?と思うよ。

続く
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わかりやすいテンパり具合ですね。

イライラしまくってます。

原因は子供達を二の次にして、詩織さんが自分の気持ちばかり優先しているからです。

それは普通の親が思う当然の感情なので当時の私を否定しません。

ブログでグチりまくってますが、実際にはかなり抑えていました。

子供達が不憫で可哀想過ぎて憤りを感じていました。

まだ幼い子供達が、自分を抑え、詩織さんを優先している姿を見れば誰だってそう思うと思います。

問題は気持ちの持っていき方だったんだと思います。

詩織さんを優先するから憤りを感じる訳です。

子供達を想うなら、せめて自分だけは子供達を優先すれば良かったと思います。

間接的に
詩織さんの安定→子供達の安定を求め過ぎていました。

悪く言えば、詩織さんに『母親』の役目を押し付けていたのだと今は思います。

…ただ、私はあの子達の母親にはなれないから
父親は決して母親にはなれないから

必死に母親になろうとしたけど、やっぱり母親にはなれなくて、
その憤りが溢れ出したんだと思います。

文字だけで見ると直情的に見えますし、イライラしすぎとも感じますが、そこにはその胸に様々な思い想いが渦巻いていました。

だから私は、その人の言葉尻だけでその人を判断しません。

その時に直情的な話をしたとしても、程なく真意を探し、ゆっくりと紐解いていくことが大切だと思います。

そしてまた、その人が別の人の批判をしたとしても、必ずその場で判断しません。

お互いの正義がぶつかるから争いは起こるのだと知っているからです。

『盗人にも3分の理』という言葉には、盗人には盗人の理由があるという意味です。

全てを断罪するのは簡単だと思います。

『勝てば官軍』ではいけないと私は思います。

その為には、
どちらが正しく
どちらが間違いという方向性の議論をするのではなく、
またどちらの妥協案を探すのではなく、
お互いがより良い人生を歩めるような方向性を示していくことが大切だと思います。

その為にはお互いがお互いを尊重し、
お互いの方向性を認め、
そしてお互いが一つの方向性に向かい進むことが大切だと思います。

それは理想論に過ぎないかも知れませんが、
理想を求めるからこそ、進むべき方向性が明確になるのだとも思います。

もしこの頃の私に当てはめるとすれば、
自分の想いと、
詩織さんの想いと、
子供達の想い

パニックで落ち着かない詩織さんを落ち着かせることを優先し、
落ち着き次第、子供達と触れ合ってもらう。

今ならそうしたいと思います。

現実は理想通りにはならないことは重々承知の上であり、今正に最中にいる方にそれを求めたりはしません。
それ以外の思い想いがたくさんあることを知っているからです。

それでも今の私は、それを追い求めていきたいと、
今ならそう思います。

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