妻は精神病 こどもたちのこと 59

今日、(もう昨日か)思うところがあって、詩織さんのお友達に電話をしました。

ずっと昔から使っているauのガラケーにその人の電話番号はありました。

7年振りのことです。

少しのコールの後にその人は出てくれました。

少しびっくりしながら、娘と息子はそれなりに元気に生きていると言ってくれました。

とても安心した。

10月に詩織さんと電話で話をしたと言っていました。

娘は悩んだりしながらも、周りの友達や大人達に支えられているようだという話を聞きました。

そして
「優菜のことを見守っている人がいることを伝えておくよ」
とその人は言ってくれました。

最初は電話が来るかと思ったけど、何年も来なかったから登録を消してしまったことをその人は言っていました。

子供たちのこと、根掘り葉掘り聞き出したくないと言ったら嘘になりますが、ただ元気でいるか聞きたかっただけなので、それを伝えて電話を切りました。

聞いたとしても、間に挟まれたその人が困ってしまうから。

その人は大病をしたみたいで、最後に「元気でいなきゃダメだよ」と励ましてくれました。

子供たちから連絡がなくて、ただ年頃だからしないんならいいんだけど、例えば二人に何かあったとして、それを後で知った時に、必ず後悔するだろうなと思って、
衝動的に、だけど迷いながら、何度も何度も携帯電話を見詰め直して、そして電話をしました。

昔、「ああバラ色の珍生」という島田紳助さん司会のしばらく会えていない家族を、スタッフが探して引き合わせるという番組がありまして、家族の方が「一日たりとも忘れたことはなかった」とよく言っていたのですが、当時19歳の私は(そんなことあるかい!)と心の中で突っ込んでいました。

そんなことありました。

毎日毎日、子供たちのことを想っている。

親が離婚した人、自身が離婚した人に聞くと、大きくなったらよく会うようになると言われるけれども、

本当は今会いたい。

『胸が引き裂かれる』
という気持ちが、子供たちのことを考えるだけで、さざ波のように心に打ち響く。

毎日毎日、歯を喰い縛り過ぎて右の奥歯が砕けてしまった。

それからは歯を喰い縛ることを止めた。

歯を喰い縛ることを止めて、幸せを感受する力を高めようと、心の方向性を向けて生きてきた。

けれど、子供たちに会えていないという心の苦しさは消えない。

会いに行けばいいのに。
そう言ってくれる人がたくさんいる。
けれど、そうやって、自分のエゴだけで会いに行くのも躊躇してしまう。

それを持ちながら、本当に幸せな笑顔なんて出来ていないのかも知れない。

だけど、
けれど、
それでも前を向いて生きよう。

誰に、何を言われても、胸を張って生きよう。

きっとそれが、子供たちに何か見せることの出来るものだと、信じている。

そして、思春期の子供たちはそんな父親のことよりも、今を、自分を、精一杯生きていることを知っている。

自分がそうだったからね。

親のことなんて二の次三の次で、自分のことで精一杯だった。

だから、元気でいるなら、それで良し!

お父さんは毎日お前たちのことも想いながら、今日も生きています。

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コメント

  1. ぽん より:

    優和さん ずっと前に、一気に読ませていただき
    久しぶりに戻ってきました。
    私は夫のアスペルガーに悩まされています。
    精神科医の先生が「心の傷は一生なくならないよ。
    脳が忘れたふりをするだけ」っておっしゃったのを思い出します。
    何年経っても葛藤していらっしゃる様子がよくわかり
    涙が出ました。
    どうぞお体大切になさってください。
    そして悲しい時には悲しいよって周りに助けを求めてください。
    傷が少しでも癒されますよう、お祈りしています。

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