妻は精神病 77

そして毎日
『自分は何の為に生きているんだろう』
『何の為に生きてきたんだろう』

そればかりを考える日々が続いた。
訳もないのに涙が溢れてくる日々が続いた。
胸が痛くて苦しくて息が詰まり、痣が出来るほど自分の胸を叩き続けた。

家族に捨てられた

という現実からは逃げることが出来ず、自己否定や猜疑心、寂しさや苦しさが渦巻いた毎日だった。

ある時、また手に取った本に『人間は幸せになる為に産まれてきた』とあった。

腹が立った。
その本を壁に投げつけた。

そして思った。

『じゃあわかった。今ここからどれくらい幸せになれるかやってやるよ』

絶望から自暴自棄になり、怒りに転じ、そして結果的にはそれが前に進む力になったのかも知れない。

けど、『前向きになる』というのはいつも前を向けるわけじゃない。

ほんの少し向けるようになっただけで、すぐに後ろを向く癖が付く。
というか人が怖くて信用できない。

人は裏切る
命を懸けて愛してもいなくなる
嘘をつく
自分に必要無くなったら簡単に捨てる
まるでごみのように捨てる
価値が無いから
存在価値が無いから

そうして自殺もたくさん考えたけど、子供たちにこれ以上のトラウマを背負わせるわけにはいかないとその一念で我慢し続けた。

悲しみと虚無感は拭えない。

だから、映画やドラマで簡単に何かを乗り越える物語は嘘だと思ってしまう。

本当は、気持ちは前向きと後ろ向きが行ったり来たりだと思う。

そうやって少しづつ前に向いたり、後ろに向きっぱなしだったりを繰り返して時は過ぎるのだと思う。

『愛』について考える。

『愛』なんて存在しないと思った。
事実、元妻に対する愛情はない。そして憎しみもない。
関わりたくない。というのが本音だ。
もう自分がこれ以上傷つけられたくないから。
ひどいことするよなーと思う。
だから『愛』は嘘だと思った。

でも、毎日子供たちのことは想う。
心の底から湧き出るものを感じる。
温かい何かが込み上げる。
それは紛れも無い『愛情』なんだと感じる。
それは否定出来なかった。

『毎日子供たちのことを考える』なんて嘘だと思っていたけど、本当だった。
離れてから今日まで、毎日あの子達のことを考える。

そうやってただ息をして、自己否定をして、無感情になって、母親が持って来るご飯を食べて、お風呂に入って、トイレに行って、息をして、泣いて、胸が苦しくなって、仕事して、歩いて、走って、夕日を見て、息をして、泣いて、胸が苦しくなって、夜に震えて、泣いて、自己否定して、泣いて、何時間も身体が動かなくなったりして、テレビ見て、漫画見て、本を読んで、泣いて、悲しくなったりして、とかいう毎日を過ごしています。

オチ無いですね。
すみません。

毎日生き続けているから、本当はこんなもんなのかも知れません。

またいつか子供たちに会えた時にご連絡致します。

長く拙い文章をご覧頂きまして誠にありがとうございます。
ここで一つの区切りとさせていただきます。

次は子供たちとの日常生活を記していきます。
また宜しければご覧ください。

●その時手に取った本●
心眼力 -柔らかく燃えて生きる30の智恵- (CD付)

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コメント

  1. 匿名 より:

    私も幼少期に色々あって社会不安障害を持っています。
    奥さんの気持ちも一部わかる所もあって、1話からずっと引き込まれて読んできました。
    最後は奥さんも良くなって幸せになるのだろうと期待していたんですが…
    やっぱり精神病者と真剣に向き合った人は不幸になるんですね・・・
    さっさと奥さんを見限って、裁判してでも親権をもぎ取っていればこんな事にはならなかっただろうに・・・
    貴方が守ろうとした人は異常者なんですよ。健常者とは住む世界が違ったんです。そう割り切ってしまえば楽なのに、優しすぎて馬鹿を見てしまいましたね・・・
    貴方が今度こそ幸せになってくれることを願います・・・

  2. 質問板から より:

    拝見させて頂きました。
    あちらに書くのもと思ったのでこちらにコメントさせて頂きますね。
    優和さんは本当に頑張ったと思います。
    愛情はないと書かれていましたが、お子様たちの事があったとしても情だけでは中々ここまで出来ないと思います。
    優和さんはちゃんと向き合っていました。
    奥さまとも、病気とも。凄い事だと思います。
    精神病は「移る」と言われてますね。
    鬱の人を看病していて、そして段々自分も鬱になっていく等。
    それくらい見た目や体は普通なのにと思われてしまいますが、大変な病気です。
    自分がなったり、身内や近くにそのような方がいないと「身体的」に見える病気や障害以外は「頑張り、努力が足りない」「元気なんだから出来るでしょ」と思われますからね…。
    実は私も彼も鬱病にかかったことがあり、私自身はADの可能性があると診断されていました。
    私も優和さんの奥さんのと同じような不安ばかりがたまり、ケンカや相手を試すような言葉を沢山投げつけていました。
    奥さまの症状までではなかったですが、お互いがピークになってしまい、結局お別れにはなりました。
    優和さんとの違いは「病気と向き合おうとしなかった」だと思います。
    どうしたらいいのか、どれが正解なのかと考えてまた不安になって、解決出来なくてまた不安になって…と言うことに疲れてしまいました。
    現在もそのような心が強くあったから、あのような質問や過去の事に縛られたりしていたのかなと、読ませて頂いて感じます。
    自分語りのコメントになってしまってすみません。
    優和さんのブログを拝見出来て本当に良かったです。
    「自分の幸せ」沢山見つけて下さいね^^

  3. ケイスケ。 より:

    今日たまたま知恵袋から見つけて、このブログに辿り着きました!
    人生の職業に悩むしがない男です。
    平凡な生活を送ってきた私が言えることではないかと思いますが、優和さんは本当によくここまで頑張って来れたと思います。
    仕事をして家庭の面倒をみてとなると、それだけでも体力的に疲れてきてしまうと思います…そこに精神的なダメージまであると、「離婚率90%」という話が理解できます。
    月並みな言葉になってしまいますが、普通の人には到底できないことだと思います。
    結果的には子供達と会えないという、おそらく想像以上の辛い出来事につながってしまいましたが、今までの経緯に関しまして本当に心から素晴らしい人間だと感じました。
    そして元奥様や元奥様の母親の今までの発言や行動、駆け込み寺のお話から親権についてのお話を読んで、本当に世の中間違っていることが多いというのも感じ、憤慨しました。
    正しく真っ直ぐ生きてきた人が否定され、周りに(表現が悪いかもしれませんが)迷惑を掛けてきた人が更に自分の主張を認めさせようとする………悲しいことです。
    長くなってしまいましたが、お子様が正しく健やかに成長されること、そして優和さんも今後また健やかな生活・体調に回復されるよう、勝手ながら祈らさせていただきます。

  4. まゆ より:

    知恵袋にコメントありがとうございます。
    私の主人は、躁鬱病です。
    鬱になる期間が長いので、優和さんのような5年間毎日の辛さではありません。
    最後まで読ませてもらって涙しました。
    やっぱり、子供の気持ちですよね!
    私の場合は、もう子供も大きく、上の姉は大学2年で成人して、一人暮らししています。
    下の息子は、高校3年で、今年受験です。
    私も、今まで我慢して来ましたが、下の息子が進学して一人暮らししたら、離婚したいと思っています。
    「俺は、社長だ」といばり私をバカ呼ばわりする主人。
    私の扶養になっていて、扶養になる前は年金払ってないので、老後もらえるかどうかです。
    年金もらえない人と、老後の暮らしなんて出来ないので。
    ちなみに、大学の学費は、私が払っているので、離婚したら、主人は、生活保護でしょう。
    今まで、粗末にあつかわられたので、息子が一人暮らしするまでの我慢と思っています。

  5. 匿名 より:

    他人事ながらホッとしました。本当に、本当にお疲れ様でございました。m(_ _)m

  6. あゆ より:

    知恵袋から来ました。
    なんというか、人生って辛いですよね。
    私も結婚して小さい子供も旦那がいます。
    幾度となく喧嘩して離婚寸前までいきましたこの日記を読んで思った事は…離婚せずに
    結婚生活を続けていく事が一番だと気付かされました…
    私がもし精神病ならすぐに旦那に
    捨てられていたと思います。
    それでも主様はずっと頑張って奥様をささえていたと思います!
    これは2人のお子さんにも伝わっているし
    この日記をいつか読んでくれる事を祈っています。

    住んでるところが同じなので
    妙に親近感沸いてしまいました。
    これからも頑張ってください!!

  7. バンビ より:

    たまたまこちらを読ませて頂きました。初めてコメントというものをします(^-^)
    タイトルはシビアですが、主様の人柄を感じつつ、一気に読んでしまいました!
    素敵な方だな。優しさがあって、ユーモアもあって。こんな風に主様を育てられたお母様も素敵ですね。

    諸行無常という言葉があります。
    主様のお幸せを蔭ながら祈っております。

  8. ひぃ より:

    全て読ませて頂きました。
    精神病の方と携わることが多いので、奥さまに意外性はありませんでした。
    それよりも、貴方の考え方に悲しいと思う部分がありました。
    そんなに心に蓋をしないで欲しいです。
    恐らく、こうなる前から元々、男らしくいなければと思う癖がついてるのだと思います。
    貴方は頑張っているはずなのに、側にいる人は、そんな貴方に心を通わせられないので、去っていくのです。
    奥さまの場合は例外ではありますが、今後は身近な人には、正しさよりも人間らしさを出して欲しいなと思いました。

  9. めあ より:

    心の病の難しさを感じました。
    病にかかった本人が、今の自分を受け入れて、折り合いをつけて生活を営んでいくしかないんですよね。
    自分で決着をつけるという事です。
    治る過程の苦しさは、本人も辛いのですが、その破壊力も物凄いものです。

    作者様お子様方の健康とお幸せをお祈りします。

  10. とーくめい より:

    ブログ拝見させて頂きました。
    まず一言、お疲れ様です。今じゃ精神的な病は、珍しくないと言われています。
    実は私の妹もうつ病で、元妻さんと同じような症状にかかりました。母がずっと付きっきりで、今も治療に専念しています。
    薄皮を剥ぐような感じで、よくなっていきます。
    リストカット、暴言、飛び降り、赤ちゃん返り、拒食症、強迫観念、全て症状がでました。物に八つ当たりしました。実は全て病気がさせている事です。本当は、こんなことしたくないけど、抑えられない、身体がいうこときかないと、一番辛くて病気と闘っている妹本人がいってました。
    妹が暴れたり、暴言はいたりした時に、背中を擦り、辛いね、辛いね、側にいるよと母がいっていたのをしってます。妹は落ち着いて、母にごめんね、こんなつもりじゃなかったと泣き、それを繰り返してました。10年以上経ってようやく、落ちたり上がったりの波もなくなり良くなって、きた
    と思います。原因は元妻の母親かもしれませんね、私は、ショックで妹の病気を理解するのにかなり月日が、かかりました。勿論母とも喧嘩になりました。
    とにかくお疲れ様です。身体をゆっくり休めて、無理をなさらないように。良くやっていましたよ。本当にありがとう。

  11. とある街の軽急便 より:

    人間は、生物であり潜在意識が誰にでもありますよね。安定した生活環境は、人それぞれで違うのです。理性では、十分に理解していても何かが満たされていないと安定した生活環境が得られない事が世の中にはあるのだと思います。それが何なのかまず知る事が相手に対する思いやりです。人によって言葉で言えない人もいますでもそれは、日々坦々生活するのではなく相手の行動や目つき反応によって感じ取るしかないのです。
    私は、優和さんの日記から詩織さんが何を求めていたのか?どうしたら平凡な結婚生活が持続できたのか?これがすべてではありませんが、二つだけは解っています。それは、セックスレス性欲もう一つは、若いうちに子供を授かったこと。子供よりも心身ともに詩織自身がもっともっと愛されてるという実感が必要だっのです。確かに自分の子供は可愛いでしょうでも彼女の場合すべての部分が大人に成きっていないのだから、十分に満たされてからじゃないと子育ては無理です。

  12. ななし より:

    幸せですね詩織さん。。。
    どうでしょうかその後。。。たまに拝見させていただいておりました、今日はまたしばらく読むことができました。ありがとうございます。
    涙があふれます。
    私は母子家庭で育てられました。17歳で母が他界してから祖母のみの血族となり、孤独でしたが、すぐに子どもが生まれ、今は同じ年の主人と、三人の子どもに恵まれています。
    こんな風に受け止めてくれる旦那さんに会えた幸せを、彼女は気付いてないんでしょうね。
    精神病のお友達をおうちに入れないあなたの徳は相当高いです。賢いし、優しいし、気高いし、お母さんも協力してくれて、本当に素晴らしいです。絶対に負けちゃダメ。
    詩織さんに貧困層でがんばる普通の母親をあわせたほうがいいですね。
    うちは赤貧と思えるほど貧乏でしたが、生活保護はもらわない、など、誇りのある教育をもらいました。それが生きる糧になりました。詩織さんは、お母さんに暴言を吐かれていたとのこと、どれだけ辛いか想像もできません、今にも死にそうなのを、だんなさんと子どものために生きているのかもしれないですよね。
    絶対にその気高い光を、悲しみの闇に浸してはいけませんよ!残念ながら人は比較しない限り、自分が認識できないんですよ。誰と比較するか、です。
    立派にしている母親と比較できるように、キミは他の人がやりたくてもできない表現を持っている表現の女神なんだからと持ち上げてあげてください、実際にそうですから。
    ずかずかと入ってきてコメント、身につまされる思いでご家族が幸せになられるようにと書きました。

  13. まな より:

    はじめまして、こんにちは☆
    札幌在住ということで、身近なことのように、すごく感じました。
    私は、現在精神病ではないですが、
    神経質な性格であり、自分での解釈で神経症であると思っている29歳の
    女です。神経症についてネットで調べていたところこちらのブログに辿り着き拝見させていただきました。
    タイトルや始まりから、ハッピーエンドの実話だと勝手に思い読んでいましたが、現実はそう上手くはいかないのだな、と。
    私は詩織さんの症状は病気のせいなので、それを責めることはできないですが、本人は相当苦しんでいるんだと思います。私は詩織さんとは違うかもしれませんが、なんとなくわかるんですよね、、。だから彼女は同じ病状の人といるのが安らぎのように感じたのだと、しかし、精神病や、神経症は結局本人の強い意思がないと治らないものだと思います。
    難しいのがその治すということじたいなんですけどね。私は、最後まで読んで思った事があります、そしてこのブログに対して何かを気づかされたような気持ちもあります、感謝します。
    私が思ったことは、実は
    精神病は異常者のようで異常者でなく、実はあまり私たちと変わりないということです。うまく言えないですが結局みな苦しんで、、実はその苦しみが同じで、互いに自己否定し、自分という存在がわからなくなって、助けてもらいたい。
    そして、生きることにおいて
    大切なことは、「相手を大切にすること。」だと私は思うのですが、
    相手を大切にしよう!と思って出来る事ではないと思うんです、、。
    頭で考えるだけではできない、、。
    出来たとしても一時的。
    じゃぁ、どうやったら大切に出来るんだろうと、、
    私は「自分自身を大切にすること」によって相手を大切にできるんだと思います。
    自分に対してできないことは、相手に対してもできないってことなんですね、きっと。
    ブログを見ていて少し思ったんです、優和さんはもっと自分を大切にするべきだと。
    体験していない私が言っても分からずやな発言かもしれませんが、、。
    私はこのブログがこの先の生きるヒントになった気がしています、
    自分を大切にするのは自分です。
    私は自分の全てを肯定して生きたいと思いました。
    あらゆる感情を。

    きっと幸せになれます。

  14. よりこ より:

    貴方も子供さんも、離れ離れになっていることで不安や悲しみ、苦しみを味わっていると思いました。成人すれば絶対にまた会える日は来ます。私が実父に会えたのは20の時でしたから。

  15. さだ より:

    全て読ませていただきました。率直な感想です。あなたの心が淋しいと感じました。早い段階から奥様は限界を感じ、体調不良、奇行という手段であなたに訴えていませんでしたか?
    あなたの頑張りは誰の為?子供の為?奥様の為?
    貴方の正義で苦しめられたのは誰?

    人には出来る出来ない、得意、不得意があります。
    国籍、収入、育った環境、全てが等しい訳ではないけど、出来る事、出来ない事、それを自分自身で向き合い、納得し、そして周りへの感謝に繋がる…は平等だと思います。

    もう離婚されたのでしょう?それで良かったのだと思います。分かり合えないもの同士が一緒に居ても傷つけ合うばかり…
    奥様、お子様が今、幸せにお暮らしなら、そっとして差し上げるのも優しさかと思います。

    そして貴方も過去に振り回されませんように…

    離婚したあなたの課題はお子様が本当に困った時に、お子様がお母さんに疑問を持った時に『こんな考えもあるんだよ』と水を差し向けるだけではないかと思います。

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